私達について
我々は、保健、医療、福祉関係の専門職のメンバー、並びにそれらの当事者が中心となって運営する当事者研究を行う団体です。
活動は小さくとも熱量は大きく、末永く活動を展開していきたい、その様な想いから、我々、有志メンバーが集う契機となった学術大会、第34回日本保健医療行動科学会全国大会「当事者として感じ、語らう~悠久の都・ならにて~」(2019年6月)から、本会名のサブタイトルとして、「悠久」を付記しました。
当学術大会では、「健康障がいを有する立場」、「専門職の立場」、「家族の立場」と、異なる立場の当事者間で語り合う場を設け、各々の当事者性について深めていく取り組みを行いました。当事者の様々な価値観や多様性を肌身で感じられた事、大会三日間での全ての経験が、今では我々、メンバーの掛け替えのない宝となっております。
そして、今後もより、多くの当事者性について追究していきたい、共に分かち合っていきたいと、その様な心境に至ったメンバー個々の想いが、今研究会発足の礎となりました。何時の時代も「当事者」は各々に、その人なりの想いを抱えて生きて来られています。混沌とした社会情勢の中での船出となりますが、こういう時代だからこそ、当事者の「語り」を聴き、人と人との心を紡ぎながら、我々は歩み続けていきたいと願っております。
※ナラティブについて
「ナラティブ・アプローチ」は、相談相手や患者などを支援する際に、相手の語る「物語(narrative)」を通して解決法を見出していくアプローチ方法です。